千と千尋の都市伝説【ハクのその後やモデルの旅館や温泉はどこ?】
2001年に公開されたジブリ映画「千と千尋の神隠し」の世界を、海外のファンが3Dで再現した動画があるのでご紹介します。
さらに千と千尋の神隠しのモデルになった旅館や建物はどこにあるのか、千と千尋の都市伝説とは?数々の疑問や謎、エンディングのその後を考察していきます。
千と千尋の神隠しのモデルになった温泉や旅館
千と千尋の神隠しの世界に登場する湯屋「油屋」、最初に千尋が訪れた時はお昼だったのでとても静かな建物でしたね。
建物の色は朱色、瓦屋根は緑色、手前には松の木があり、赤い橋もあります。
モデルとなった建物はたくさんあるそうですが、特定のモデルとなった建物はないとの事。
あくまでも参考にしたとして明言されているのが愛媛県松山市にある「道後温泉本館」、こちらは温泉施設になります。
ちなみにこちら、宿泊できるか気になったので調べてみましたが、なんと日帰り温泉施設のため、泊まることはできません。休憩室はあるのですが、20名以上じゃないと予約できないとの事。
千と千尋ファンとしては一度泊まってみたかったですね!
まだ一度も行ったことがないので、愛媛県に行った時は絶対にここの温泉に入ります!
さらに東京都小金井市にある江戸東京たてもの園「子宝湯」も参考にされた建物だと明言されています。
そっくりというわけではありませんが、木造による重厚な構造や屋根の部分など似ている部分もありますね。特に屋根!よく似ていると思いませんか?色合いは違いますが雰囲気が出ていました。
この建物、中に入って見学する事もできます。
中は一般的な銭湯で、男湯と女湯に分かれています。もう銭湯ではないので、どちらも見学可能です^^
もちろん富士山の壁画もありましたよ!やっぱり銭湯と言えば、富士山ですよね。
天井が高く、とても居心地の良い空間でした。
他にも明言はされていませんが「油屋」のモデルとなったのではないかと言われている旅館が数か所あります。
長野県にある渋温泉「歴史の宿金具屋」
国の有形登録文化財に登録されている建物で「千と千尋の神隠し」のモデルと言われている中で一番有名な旅館です。
木造4階建ての構造など「油屋」を彷彿とさせますね。建物の階層などは一番似ていると思いました。
岡山県真庭市にある湯原温泉「油屋」
なんと旅館の名前が「油屋」!同じ名前ですね。元禄時代から旅館だったそうで木造3階建ての建物です。モデルになったと言われている建物は明治の建築物だそうですよ。
群馬県にある四万温泉「積善館本館」
「油屋」の目の前にある赤い橋のモデルになったといわれている場所。この橋は「慶雲橋」と言います。
千と千尋の世界では橋やトンネルが重要な場面で出てくるので、橋の前に立つと何故か緊張しました!
神奈川県秦野市にある鶴巻温泉「陣屋」
宮崎駿監督の親類が女将を務めており、旅館内の底園にある大楠は「となりのトトロ」のモデルになったと言われている場所だそうです。
こういう場所で執筆をおこなったのかもしれないですね。
他にも湯屋「油屋」の宴会場の参考になったと明言されているのが東京都目黒区にある目黒雅叙園と言われています。
神様が集うお湯屋なので煌びやかな印象にぴったりですね。実際に行ったことありますが、かなり豪華な作りです。見学も可能ですし、宿泊することもできますよ。
さらに釜爺の仕事場にあった薬草箱も参考になった場所があり、それが江戸東京たてもの園の武居三省堂内部の引出しです。
明治初期は文具店だったそうです。
店の中のたくさんの引き出しが釜爺の薬草箱の引き出しそのもの!武居三省堂では筆等の商品が入っていたのでしょうね。
釜爺がここでたくさんの引出しを開けながら薬の調合をしていたのが思い出されます…ここで千尋のことを「ワシの孫だ」といってかばってくれたりしましたね。
「江戸東京たてもの園」は千と千尋の映画を見た方には是非おすすめしたいスポットです。
子供と一緒に行っても楽しいですし、大人だけで行っても十分楽しめます。茅葺屋根の家がたくさんあり、休憩することもできるので、癒やしスポットにも最適です。
DVDやブルーレイ、金曜ロードショーなど再放送でみた後に来るとさらに興奮します^^
都立小金井公園の中にあり、大人400円、大学生320円、中高生200円、そして小学生以下は無料!(都内在学、在住であれば中学生も)という施設なので、是非一度足を運んでみてください。
他に「油屋」周辺の飲食店は新橋の烏森口、有楽町ガード下の歓楽街を思い出して描かれているそうです。千と千尋の世界だけじゃなく、宮崎駿監督の映画の世界は、どことなく日本の懐かしい風景が描かれていますね。
他にもモデルになったのではと言われている場所があります。
それが台湾の町「九份」
確かに雰囲気といいよく似ていますよね。赤い提灯が街中に並んでいるので千と千尋の世界にそっくりです。
しかしこちらはあくまでもモデルになったという説があるだけで、宮崎駿監督がモデルや参考にしたという話は公式にはでていないようです。
他にもモデルになったと言われている場所はジブリ映画にはたくさんありますが、公式で明言しているものから、あくまでも推定とされる場所まで様々のようです。
ジブリ映画に出てくる場所は素敵な場所ばかりなので、どうしても同じような場所に行ってみたくなりますね!
同じ場所にはいけませんが、海外のファンが作成したという、千と千尋の神隠しの3D動画をご紹介します!
3Dで再現された千と千尋ワールドは千尋達家族が迷いこむ森から始まりトンネルを抜けて、神々の世界へ…
ところどころに千尋などキャラクターがいるので探してみると面白いですよ。
本当に素晴らしいですね~細かい部分まで千と千尋の世界を再現しているので凄いの一言です!
このまま自分でキャラクターを動かせるとゲームのようですが、ジブリ映画ではゲーム化の話はでてきていませんよね。
しかし「風の谷のナウシカ」はタイアップゲームが作られていたそうです。
1984年に発売された「忘れじのナウシカ・ゲーム」などがありますが、当時は現在のようなゲームの世界そのものをプレイできるようなクオリティではなかった為か、その後ゲームの許可は下りていないそうです。
都市伝説ではゲーム内容に宮崎駿監督が激怒したため、以降のジブリ映画のゲーム化の許可がおりていないとの噂もありますが、真実かどうかは定かではないようですね。
しかしジブリはゲーム「二ノ国」で制作協力をしているので、もしかしたらいずれジブリ映画のゲームが発売される日がくるかもしれませんね。
キングダムハーツのようにいろいろなキャラクターがでてきたら面白そうです^^
さて、千と千尋の神隠しには様々な謎や疑問がありますがエンディングの後どうなったのか?都市伝説など考察していきたいと思います。
千と千尋の神隠し都市伝説
【千尋と別れた後ハクのその後は?八つ裂きになった?】
千尋とハクが別れた後、ハクはルールにより湯婆婆に八つ裂きにされたのではという話が都市伝説となっていますが実際はどうなのか?
映画では八つ裂きにされるシーンが公開されたとの話もありますが映画ではそのようなシーンは存在しません。
公開当時2回見に行きましたが、そんなシーンがあったらショックで忘れられません…眠れません…
ルールという話も千尋が受けた豚の試練の話は呪いを解くためのきまりでしたが、湯婆婆がハクに対して言った「八つ裂きにされてもいいんかい」は脅し的な言葉で使われた感じできまりではありません。
その時に何かしら契約を交わしている場面でもありませんからね。
ハクは千尋とのお別れのシーンで「私は湯婆婆と話をつけて弟子をやめる」と話していますし、湯婆婆がハクの中に仕込んでいた呪いの黒い虫は千尋が踏みつぶしています。
なのでハクのその後は、本当の名前を思い出したハクが弟子の契約を話しをつけて破棄、または終了してハクは自由になったと考えたいですね。
【千尋は帰りのトンネルの抜けた後の記憶がない?】
予想では記憶はなくなっているという意見が多いです。
しかしハクに「決して振り向いちゃいけないよ」と言われた言葉を思い出したのか、髪留めが光ったからなのか、一瞬振り返りそうになるのを思い止まっています。
銭婆も「一度あったことは忘れないものさ、思い出せないだけで」という言葉を言っており、トンネルを抜けた後も銭婆から貰った髪留めは千尋の髪に残っているので、今は思い出せないけど髪留めをきっかけに思い出すことがあるかもしれないと思います。
髪留めが消えなかったのは魔法で作られたものではないから…もし魔法で作られていたらトンネルを抜けて消えていたのかもしれません。
いつかふと思い出す、千尋にとってはそんな体験だったのではないでしょうか。
【千尋が振り向いていたらどうなっていたのか?】
逆にもし千尋が振り向いていたらどうなっていたのか…「振り向くとトンネル付近にあったダルマのような石像になる」という都市伝説があるようです。
実際にトンネルの入り口には意味深にだるまの石像が置かれてありましたよね。なぜか笑っていますし。
一説では神々の世界は死後の世界であり、トンネルは現実世界と繋がっているので振り向くと死んでしまうという話もあるようです。
どちらにしても振り向いたら元の世界には戻れていない可能性が高いですね。
【行きと帰りのトンネルの色が違う?】
行きのトンネルは赤いトンネルですが帰りでは石造のトンネルで、全く別のトンネルになっています。経年変化ではないようですね。
行きは既に神々の世界に足を踏み入れていた為、赤のトンネル、帰りは現実世界のトンネルだから石造のトンネルだったのではないでしょうか?
行きと帰りでは石像も違うものになっています。(行きは顔があり帰りはだたの石)
そう考えると、既にトンネルにつく前に、千尋と千尋の両親は神々の世界に足を踏み入れていた可能性が高いですね。
行きのトンネルは赤く、お湯やの建物の色とも似ていますし…一体どのシーンで足を踏み入れたのか、見なおしてみると面白い発見があるかもしれません。
【なぜ千尋は豚達の中に両親がいないと見抜けたのか?】
はっきりとした答えはわかっていませんが、千尋は自信を持って「ここにはお父さんもお母さんもいないもん」と話しています。
普通であれば言い当てられるものではない気がしますが、これまで一緒に生活をしていた親子なので、記憶や思い出、そして何より親子愛があったからではないかと思います。
千尋の直感に近い何かなのかもしれません。ここで当てた後のお祭りのような騒ぎは良かったですね~
【千尋が契約書の「荻」の字を間違えたのはなぜ?】
そうです、よく見ると「荻」の火の部分が犬になっていますね。
緊張して字を間違えたとも考えられますし(だって湯婆婆怖いですよね…)、千尋がわざと荻の字を間違えたとも考えられますね。
他にも千尋が契約後にハクから「名を奪われると帰り道がわからなくなるんだよ」と言われていることから、既にこの時に初期症状がでていて間違えてしまったとも言われています。
でもここで微妙に間違えたからこそ、千尋は名前を忘れずにいたのかもしれないですね。
【千と千尋の神隠しの水上の駅に節子がいる?】
火垂るの墓の節子が水上の駅に登場しているという都市伝説があり、少女の髪型や年齢からみて節子ではと言われているそうです。
まぁ実際には誰かはわかりませんが…私は節子に見えました。
ジブリさんもこのような都市伝説がでることをわかってて、作成したんじゃないの?と思ってしまいます。かなり意味深ですね。
でも、もしこれが本当に節子だとしたら…やはりここは死後の世界の可能性が高いですね。
【千尋達はどのくらいハク達の世界にいたのか?】
千尋達家族が車に戻ってきた時に草や埃だらけになっていたので時間の経過を感じさせますが、実際に千尋がハクの世界にいた日数は3泊4日だと言われています。
しかしハク達のいた世界と千尋の現実世界では時間の流れが違う為、車に戻ってきた時に草や埃だらけになっていたのではないでしょうか?
それをいたずらと決めつけてしまう両親凄すぎです…もっといろいろおかしいことに気づきましょうよ!とツッコミたくなりました。
車のエンジンがかかった事と草や埃の多さを考えると、1週間以上1か月未満は現実の世界では時間が経過したのかもしれません。
逆に草や埃で時間の経過は表しているが、最初の時草が生えていなかったのは既にハク達の世界に入っていたから、帰りは現実の世界に戻っていてトンネルや石像も変わっており、実際の日数も経っていないか4日間のみ…の可能性もありますね。
【エンディングのその後ハクは千尋の世界に来れたのか?】
千と千尋の神隠しのエンディングのその後はどうなったのか…千尋とハクは別れ際に「またどこかで会える?」「うん…きっと」と話しているため、千尋とハクが千尋達の世界で会えたのか気になりますね。
ハクは自分の名前を取り戻しており湯婆婆の元を離れる事は出来ると思いますが、川の主であるハクは自分の川であるコハク川が既に埋め立てられていると千尋から聞いています。
しかしハクは「元の世界に私も戻るよ」と言っていることから、どうにかして元の世界に戻る方法があるのかもしれません。
例え元の世界に戻っても自分の川はないのでもしかしたら消えてしまうのかもしれませんし、新しい川の主に生まれ変わるのかもしれません。
私としては生まれ変わる説が有力だと思っています。
行ったっきり戻ってこない電車、あの電車の向こう側は生まれ変わる世界につながっている可能性もありますよね。
元々ハク達のいた神々の世界はあの世であるとも言われているので、生まれ変わって千尋に会いに行く、もしくは魂となって千尋に会いにきて約束が果たされてほしいと願ってしまいます。